こんにちは。
今回は木彫りのコースターを作ってみたので、その紹介をしたいと思います!
準備するもの
私が今回使用した材料をまとめてみました。
材料
- MDFパネル
※木質繊維を原料とする成型板(ファイバーボード) - 水性ウレタンニス
(和信ペイント 水性ウレタンニス 300ml つや消しマホガニー)
道具
- 彫刻刀
- 紙やすり
- はけ
彫刻刀を除いてかかった費用は概算2千円程度でした。
かかった費用の大半がニス代なので、ニスにこだわらなければ予算千円程度から始められますよ。
作り方 |制作時間:2日間
下書き(30分程度)
- 切り出すときのことを考えて書く
(特に初心者のうちは、細かい模様は避けるべし!) - 迷い線を作らない

白地の部分をくり抜く形で切り出していくので、離れ小島を作らないように気を付けてデザインを考えました。
今回の私のように思い付きで書くと切り出しの際に、
こんなに細かい部分をどうやって掘ればいいんだ?(キレ気味)
と困ることになるので、ちゃんと掘るときのことを考えて下書きをしましょうね。
また最適な形を考えるにあたって書いてしまいがちな迷い線も、掘るときの混乱のもとです。
掘る部分と残す部分が明確になるように、しっかりとした線で書きましょう。
切り出し
- 切り口が地面と垂直になるように掘る
- 角の部分をしっかり切り出す
- 切り口を滑らかに整えておく


まず外枠の部分を切り出した後、内側をくり抜きました。
このとき意識したことは、切り出し部分に傾斜を作らないこと!
上から見下ろしたときに切り出し面が見えなくなるよう、地面に対して垂直に彫刻しました。
後工程のやすりがけによって表面を滑らかにすることはできますが、成形はこの工程で終わらせておかなければなりません。
そのため角などの細かい部分はこの段階でしっかりと切り出す必要があります。
またがたがたな面をやすりがけで整えるには限度があるので、ある程度切り口は整えておきましょう。
ちなみに花の中心部分は完全に貫通させるのが難しそうだったため、浅く穴を掘って表現しました。
やすりがけ
- いきなり細かい目を使うのではなく、荒い目のやすりから順にかける
- 木目にそって一定方向にやすりをかける

がたがたの面をならすため、まずは荒いものから順に段々目の細かいものに変えながらやすりがけする。
木のささくれをならすためにも、木目に沿って一定方向にやすりをかけるのがポイント!
ニス塗り
- やすりがけで出来た木くず等の汚れをしっかりふき取っておく
- ニスはうすく、何度も塗り重ねる
- 一回塗るごとにきちんと乾かす

ニスを塗る際に木くずやごみが付着していると、凹凸が出来、ムラのある仕上がりになってしまいます。
そのためニスを塗り始める前には、作品についた汚れをしっかりふくとることが大切です。
また厚塗りをすると色味が濃くなり、木の本来の質感が失われるばかりか、色むらもできやすくなってしまいます。
ニスは薄く、何度も重ね塗りをすることがおすすめです!
またこのとき乾ききらない状態で重ね塗りをすると凹凸や色むらが出来てしまうため、しっかりと乾かしてからニスを塗りましょう。
感想
はじめての木工作ということで、加工がしやすいといわれているMDFパネルを使用したのですが、正解でした!
木のような節や木目がないため比較的簡単に彫刻ができ、初心者の方に非常におすすめです!
ただ木ならではの木目などがないので、見た目は少し物足りない気もしますね。
加工には小学生の頃に買った彫刻刀を使用したのですが、まあこれが使いづらい!
切れ味が悪いばっかりに力を入れすぎて筋肉痛になるだけでなく、勢い余って自分の指を削りそうになりました笑
必要以上にいい道具である必要はないと思いますが、木工作には道具選びが重要だと感じました。
またニスを塗り重ねることで元々の質感などが失われてしまったので、次回からの課題にしたいと思います。
おわりっ!!
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